美味しいモーニングを食べに行こうと言われて、「行く!」と即答したものの、今、私はコーヒーを飲んではいけない状況にあることに気が付いた。じゃあ止めておこうと、一度は思い直したが、元より、喫茶店の類に目のない私である。店の名前を聞かされて、間違いない店であることも確信したので、ええい、ままよ!と出掛けて行った。コーヒーは飲めないので、ピーナッツミルクというのを注文した。相方の、白いカップに漆黒の液体、湯気のおぼろに運ばれてきたブラックコーヒーを、香りだけかがせてもらった。ああ、No coffee, no life。ここ何日、こればかり考えている。生まれて初めて、意識的に、コーヒーを断っている。これは、カフェインがいけないという理由なので、紅茶も、緑茶も同じくいけない。人は、願掛けに、茶断ちというのをやる。よく考えたら、日常に、こういった茶の種類を、どれだけ摂取しているのかである。こないだも、何か飲みたくて、水は冷たいので白湯を飲んでいたら、身内がすかさず、アニスの茶を作ってくれた。お湯はかわいそうでしょう?と言ってくれる優しさは十二分にわかるのだが、白湯でも事足りないわけではない。そんなことを反芻しながら、モーニングをご馳走になった。ここにいる限りは、私の鼻に付きまとうコーヒーの香りに、体をモゾモゾさせながら。ああ、コーヒーが飲みたい。さて、今夜は、二ヶ月に一度、コーヒー占いを所望されるお客さんが、来店予定。女将は、起こり得るこの未来を、どう切り抜けますかな(笑)
ルーマニア料理l@ Marius→
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